大型建築の現場で経験を重ね、工程管理、安全管理、品質管理、図面管理などのマルチタスクをバリバリとこなす工務本部建築部工事課長・濵田佳幸(はまだよしゆき)さん。高校時代にインターンシップで見学した内村建設のSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造りの迫力ある現場にひかれて入社。現在は、朗らかで親しみやすい人柄で現場をつなぐ一方、緻密に計画を立てて仕事を進める一面も。建築の仕事の魅力や働き方についての考えや未来へ描く夢などについてお話を聞きました。

― 仕事の面白さを感じるのはどんなとき?
僕たちの仕事は、多様な業務をこなしていく必要がありますが、特に好きなのは工程管理です。工事の先を予測して、それがピタッとはまると嬉しいですね。予定通り進むと現場のみんなの雰囲気もやっぱりいいですし、無理な進め方をしなくてもよくなるので、仕事の質も高められます。予測の精度を高めるために、僕は現場ごとに「この工程は何日かかった」「何人くらい必要だった」というデータを残していて、それがとても役立っています。先を読むのが好き、緻密に計画を組み上げていくのが好きという人は、工程管理の仕事が向いているかもしれません。


― 仕事のターニングポイントは?
20代前半に経験した鹿児島市内にある学校施設の建設現場です。入社以来、様々な現場で経験を積ませてもらったのですが、ここで初めて週間工程を任されました。今考えると簡単なものなのですが、当時は考えて、悩んで、分からないことを聞いて、やっと作り上げました。それが思った通りに進んで、すごく嬉しかったという記憶があります。そのときちょうど二級建築士の試験勉強もしていて、昼は現場、夜は勉強と、かなり大変だったからこそ、どちらもやり遂げることできたことが自信になり、その後の働き方も変わりました。経験を積み、勉強して知識も増えていくと、周囲からも「濵田くんが言うなら」と一目置いてもらえるようになって、仕事がうまく回っていくようになった気がします。

― 仕事で大切にしていることは何ですか?
建築は一人ではできない仕事です。大型建築になると、たくさんの職人さんや業者さんに何年間も協力をいただきながら、ひとつのものを作り上げていきます。だからこそ、日ごろからコミュニケーションを取ったり、お互いに信頼できる関係づくりは大切にしています。また、お施主様のご要望をお聞きしたり、近隣の方々へのご挨拶なども大切な仕事なので、話はある程度できた方がいいかもしれません。かといって、おしゃべりな人じゃないと務まらないかというとそんなことはなくて、僕はたまたま元気に話す方ですが、素直に心を込めて話せれば大丈夫だと思います。建築業は経験を積みながら多様なスキルを身に付けていく必要があるので、そういった意味でも、素直に学ぶ姿勢がある人が向いていると思います。
― ワークライフバランスはどうですか?
僕は、土日の休みはできるだけしっかり取りたい派です。平日も夕方には仕事を終えて、家で子どもとの時間も持ちたいです。しっかり休日を取るからこそ、リフレッシュして仕事も良い結果につながると思っています。内村建設自体も働き方改革が進み、休みを取ることや残業をしない働き方を推進していて、ワークライフバランスはすごくいいです。休日は家族との時間が持てていて、保育園行事もすべて参加できています。それを実現するためにも、チームでコミュニケーションを取り、共通認識を持って仕事を一つひとつ間違いなく進めることを大切にしています。

― 仕事のやりがいを感じるのはどんなとき?
この仕事で一番好きな瞬間は、足場が取れて、建築の外観が表に出てくるのを見るときです。まっさらな土地だったところに、建物の形が現れる…。内村建設の現場は大型建築が多く、予算も数億円規模になり、大きな責任と重圧もありますが、大型だからこそ街中に建つ存在感も大きく、やり遂げた達成感もものすごく感じられると思います。自分よりも長生きする建物、社会のインフラに関わる仕事だと思うと感慨深いです。今回建築している医療施設も、完成したら子ども達に見せたいと思っています。

― 社内の雰囲気はどうですか?
ここ数年で大きく変化しました。もともと内村建設は真面目で誠実な仕事、品質を重視する仕事が特長でその核の部分は変わりませんが、働きやすさが変わりました。数年前に会社像や働き方を考える社内プロジェクト「未来共創プロジェクト」が立ち上がって、最初は「現場が忙しいのに、対話?コミュニケーション?」と思った時期も正直ありましたが、少しずつ理解できてきて、今は結果的にワークライフバランスがすごく良くなり、社内コミュニケーションも活発になり、若手登用も進み、街づくりプロジェクトも動いて…と良い変化を実感しています。自分の会社が建築業界にとどまらず、広く社会に関わっていく姿を見ると、ここで働けて誇らしいという気持ちです。
― どんな未来にしていきたいですか?
内村建設が一番!という存在になりたいと思います。鹿児島で建築のことならまず内村建設に相談しよう、そんな頼りにしていただけるファーストコールカンパニーをみんなで目指していきたいです。内村建設なら、技術もあるし、品質も高いし、アイデアもあるし、機動力もあるし…と思ってもらえるような総合力を磨いていきたいと思います。
個人的な目標としては、現場全体が生き生きと回っていくような、それを実現できる管理者になれたらいいなと思います。現場で若い後輩たちがのびのびと働けるように、職人さん、業者さんからもファンになってもらえるように、そして、お施主様にも安心していただけるような存在になっていけたらと思います。

